建設キャリアアップシステム(CCUS)の導入をお考えの方は運用費用、コスト気になるところかと思います。
建設キャリアアップシステム(CCUS)を導入する際に、一体いくらの費用がかかるのかを以下にまとめてみました。
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事業者登録料
事業者が本システムを利用する際に必要な登録料です。
登録の有効期限は5年間で、5年ごとに支払う必要があります。
登録料は事業者の資本金額等をもとに決まります。
例えば、資本金500万円の法人の場合は、12,000円(税込)が必要となります。
管理者ID利用料
建設キャリアアップシステム(CCUS)において事業者情報(現場情報を含む)を管理するための管理者、
つまり責任者が必要となる管理者ID に対する利用料です。1年ごとに支払う必要があります。
1IDにつき、11,400円(税込)です。
管理者IDは事業者登録することによって、自動的に発行されます。
技能者登録料
従業員を建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録する際に必要となる費用です。
この技能者IDには、2種類あります。また、途中で簡略型から詳細型へ移行することも可能です。
①簡略型 2,500円(税込)
技能者のスキルや資格朋友状況によってレベル判定ができない
登録項目が少なくて済む
②詳細型 4,900円(税込)
技能者のスキルや資格朋友状況によってレベル判定ができる
詳しい内容を登録でき、技能者それぞれの適切な評価に繋がる
登録内容
登録に必要な項目は以下をご参照ください。
例えば5名の技能者登録を詳細型で行う場合は、4,900円×5名=24,500円必要となります。
現場利用料
現場にて、就業履歴の蓄積のために現場出入履歴を行う際は、1入場/日あたり10円がかかります。
例えば1つの現場にて20人の職人が20日稼働した場合は、
20人×20日×10円=4,000円となります。
月末締めで事業者ごとに請求がなされます。
端末費用
現場で就業履歴を管理する場合の端末費用です。主に元請け会社として現場に設置します。
カードを読み込むためのカードリーダー、
情報管理のためのパソコン、タブレット端末、
データ通信のための通信回線
が必要となります。しかし、現在ではiPhone1台でも対応が可能になったため、iPhoneの導入をおすすめします。
詳しくは、こちらもご参照下さい。
また、パソコンやiPhoneには、【建レコ】アプリのインストールが必要です。
まとめ
①事業者登録に12,000円(税込)(資本金500~1,000万円未満の場合)
②管理者登録費用に11,400円(税込)
③技能者登録費用に24,500円(税込)(詳細型で5名の登録の場合)
④現場利用料10円×人数×日数 →変動費用で数千円~
あくまで一例となりますが、①~④の合計で、
47,900円(税込)+現場利用料というイメージです。
以上が建設キャリアアップシステム(CCUS)の導入に必要となる費用です。
今後の運用が広まることも見据えてまだ導入されていない事業者はご参考くださいませ。
あわせてこちらもご参照ください。【【CCUS】建設キャリアアップシステムとは メリットとデメリット】
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