古物商許可の目的とは…
古物商許可の目的には、「盗品」の市場流通を防ぐことがあります。
窃盗事件とは、そもそもなぜ起きるのかいうことを考えると、盗んだものを売ってお金に換えることを狙って窃盗が起きますよね?
そういった云わば、泥棒の抑制効果が生まれるわけです。
ここで思い出してみてください。リサイクルショップであったり、古本屋さんに足を運んで何か自分の物を売った経験は一度はございませんか?その際に、免許証であったり身分証明書の提示を求められたりしませんでしたか?
はい、これが実は古物商を行うにあたって、古物商の資格を持つ人に課せられた義務なんです。盗んだものをお金に換えるために泥棒が身分を明かさなければならないということなんですよ。
中古品を商品として商売を行うということは「盗品」を市場に流通させるリスクがあるのです。
そこで実際に「盗品」が流通した際に、警察の捜査がしやすいようにしてくださいよ、って話なんです。
勘がいい方はお気付きかと思います。
「中古品」を扱う商人は資格制にして一定の義務を設けて、盗品の市場流通を抑制し、いざとなったら犯罪捜査のために協力してくださいよ、って話です。
これこそが、古物商許可の目的なのです。
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古物商許可を取るべき人とは
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